♪ピンポーン♪

いつもの様に金曜日の夜2人で居酒屋で呑んだ後 先輩の家に泊まりに来た翌日の土曜日、朝からインターフォンが鳴り目が覚めた…


時計を見るとまだam8:30だ…誰だろ


『克弥先輩…誰か来たよ?』


隣でまだ ぐっすりと眠ってる先輩の体を揺らし起こした



「…ん、誰だよ!こんな朝早く…」


そんなやり取りをしてる間にもインターフォンは鳴り続く。


「ちっ!うっせぇなぁ!」


珍しくご機嫌ナナメだな… いつも寝起きは良い方なのに…


ダルそうにしながら その辺にある服を羽織って玄関まで出て行った。

私も適当に服を着て先輩の後に続いた



ガチャ!


「もぅ!克弥居るんならもっと早く開けなさいよね!」


「…はっ? 紗希?」


誰?この美人? しかもお互い呼び捨てだし…


そんな事を考えてるとふと紗希さんと言う人と目が合った…



「えっ?何この子? 克弥の彼女?マジ?超可愛いんですけど! 何?今まで女なんて連れ込んだ事なかったのに!家族でさえ自分のテリトリーに入られるの嫌がってたのに!この子は本気って事?」


凄い勢いで話しかけられて私は只ボーゼンとするしかなかった…