1時限目が終わった後、莉沙があたしの所に、来た。


「どうした~??カレン、悩んだ様な顔をして。」


「莉沙~!!ヤバイよ~これ、これ。」
あたしは、手に持っている、パスケースを見せる。


「もしかして、これはイケメン男子の!?!?」
莉沙は、慌てて聞く。


「うん。多分そう……」


「返さなきゃじゃん。」


「そうなんだけど、どうやって返そう。」

あたしは、手に持っているパスケースを、見つめる。


「決まってんじゃん!!」


「えっ??」