そう言った感情を抱えたまま彼女に会い、先日のような結果になった。


まさか梅ちゃんも、あんな風に思っていたなんて。

思ってもない事を言って梅ちゃんを傷つけてしまった事を、すごく反省し、後悔している。


その後連絡はつかず、家に言っても「会いたくないって言ってるのよ」と困った様子のお母さんが対応してくれるだけだ。




そうこうしている間に数日が過ぎてしまい、どうしていいかわからなくなってしまい、現在はこっちに戻ってきて都心で一人暮らしをしている聖を訪ねた。




「は、誕プレ?あー下着ね。俺も彼女とかに渡した事あるよ」

「とかって何だよ、とかって…」

「まあ、元カレからそんなアドバイス貰うのはそりゃキツイよな。ましてやお前なんて耐性も経験も0なのに。まじご愁傷様」

「うるせーよ。…あれから梅ちゃんに全然連絡も取れないんだよ。どうすればいいと思う」

「知るかよ。あいつ意外と頑固だから、お前はそれ以上に粘るしかねーだろ。あと、プレゼントはもういっそのこと指輪とか渡せば?」

「ゆ、指輪?」


思わず聞き返してしまった。

指輪というワードは、それ程俺にとっては強いパワーワードである。