私は、好きな人に手紙を書いた。多分、中身を見たら驚くだろう。だって、それが最期の手紙になるかもしれないから……。

<手紙>
もうすぐ、バレンタインだね。なんとなくだけど、多分その頃には私はいないと思うの。だから、あなたに言っておきたいことがあって手紙を書きました。
時々でいいから私のこと思い出して。だって私は、あなたのことが好きだから……。好きになったのは、いつだったかわからないけれど多分病気でツラかった時に何も言わずにあなたが隣にいて支えてくれたからだと思う。あと、不器用だけど優しい所かな。
本当はもっと、生きたかった。あなたの隣でずっと笑っていたかった。恋人になりたかった。あなたは、どう思ってたのかな?返事はいりません。(聞くのが怖いし、もうすぐ亡くなるのにあなたを困らせてしまうから……)
だけど、どうしても言いたかったから手紙に書きました。ここまで読んでくれてありがとう。あなたのことが大好きです。