嘘つきな私と君

わたし達はそのまま歩いて駅の中の喫茶店に入った。


「大丈夫だった?心菜」



先に話したのは碧だった。




「あ、うん…ありがとう。大丈夫だよ。碧が来てくれてあの男達も逃げてったし…」




「そうじゃなくて…」





碧はいつだってわたしの心を読んでくれる。



ムカついてるのはあの男達だけじゃない。



啓斗くんにもだ。

「はぁ。ほんっとヘタレだったねぇ」

あはっと笑って言った。

「なんであんなやつと付き合ってんの?最低じゃん」

まぁ。今日分かったんだけどね。

「だよねぇ。あんなやつだとは思わなかったわ」

ほんと。あんな弱いとは思ってなかった。