嘘つきな私と君

「そっちの子、兄ちゃんの彼女?」



は…?私?


「えっと…はい」

これはもしかして、結構やばいやつなんじゃ…

「へぇー。君ちょー可愛いじゃん。こんな奴やめて俺らと遊ぼうぜ?」

「あ、いや…私、友達と来てるので…ちょっと…」

最悪。つーか、啓斗くんも何か言ってよ?

私、連れてかれそうなんだけど?

「友達も大歓迎だよ笑」

「ほら、行こうぜ」

男達は笑いながら私の腕を引っ張った。




痛っ…



「はなしてっ」




やっぱ力じゃかなうわけない。





啓斗くん……!!





「なぁ、いーよな?兄ちゃん」

「あ…えっと……は、はい…」




は?嘘でしょ?



はい。って言った?



「あ、お、俺はこ、これで……」


ビクビクしながら啓斗くんは走って行こうとする。