嘘つきな私と君




「あれ?心菜ちゃん?」

は?誰?

今私の名前呼んだ?

私は声のした方をそっと振り向いた。

……嘘。

数メートル先に立っていたのは







啓斗くん……


なんでここに?



「啓斗くん?どうしてここに?」

一瞬でONモードに切り替わる私は凄いと思う。

「こっちの友達と遊んでて…心菜ちゃんは?」

「私もだよ」

ニッコリ笑って言った。

大丈夫。

今はONモード、バレたりしない。

焦るな…。

大丈夫。大丈夫。

「心菜ちゃん、なんで電話出てくれなかったの?」

あ、やば。

さっきのメールにも返信してないっけ?

「あー、っと、ごめんね。気付かなくて…」

まぁ、それは本当の事だもん。