嘘つきな私と君

「どーせ、いつもみたいに告られたから付き合ってんだろ?彼氏かわいそーだな笑」

「失礼ね。ちゃんと彼女やってるわよ!まぁ、好きじゃないのは当たったるけどね」

好きじゃない。

私は人を好きにはならない。

それに、私を好きだって言ってくれる男達は表向きに作った私を見てるだけ。

素の私をみんな知らない。

「じゃあ、なんで付き合ってんだよ?」

碧が不思議そうに聞いてきた。

「カッコイイから。あと、表向きの私は優等生で優しくて彼氏がいるみんなの憧れなのよ」

そう言って笑うと碧も笑った。

「そろそろ出かけるか?」

準備を終えた私たちは碧の家を出た。