碧side

「あー、ごめん。今週は無理だわ。いとこが泊まりに来てんだよね」

あ、恵里だ。今日は心菜も来てるのか。

あいつ、恵里の家に泊まるつもりだったのか。

泊まれないとなると心菜の事だからホテルでも取りそうだな。

「俺ん家来る?」

別に深い意味はない。

俺らは親友で恋愛にはならない。


涼太と恵里が帰った後、コンビニに寄って帰ることになった。

コンビニに行く途中・・・

「てか、ほんとにいーの?泊めてもらって」

え、いまさら?さっきいいって言ったのに笑

「いーよ。どーせホテルにでも泊まるつもりなんだろ?」

「え、なんで分かったの?」

やっばり。

「心菜の考える事くらい分かるよ」

もう1年は親友やってんだ。そのくらい分かる。

「さすが親友だね笑」

「まーな」

「ありがと」

心菜の素の笑顔はかわいい。

多分、向こうで笑ってる時よりかわいいと思う。

ま、あっちでの心菜は見たことないけど。