Niina「まずはこの見習い服に着替えて。」

部屋を出てすぐ、どこから出したのかNiinaは『見習い服』を渡してきた。

優衣「見習い服って…白なんだね…。意外。」

渡された見習い服は真っ白な制服。

死神だから黒かと思ってた。

Niinaが来ているのも黒だし。

Niina「見習いだから…。死神になればこの制服になる。」

Niinaはそう言って自分の着てる制服を少しヒラッと広げて見せる。

Niina「それから…これも付けて…。」

渡されたのは眼帯。

優衣「眼帯?なんで?」

Niina「たまに私達のような死神が見えるくらいの強い第六感を持つ人間がいる。その時…もしも知り合いだった場合に身バレがしないように…。」

優衣「へぇ…。第六感ってなに?」

Niina「第六感は…簡単に言えば霊感みたいなもの。あとは、超能力とか…そういう感じ…。」

優衣「なるほど…」

Niina「着替えた?」

優衣「うん。」

話しながら着替えた私は、おかしい所がないかチェックする。

意外と可愛い…。死神の見習い服…。

Niina「じゃあ……早速だけど仕事いくよ…」