休みが明け学校に行く。


その間に詩音と時間を合わせて会った。


「死神、話って何?

わざわざ死神の格好までして会うって、

大事な事?」


「あぁ。

でもその前に、迅さんは今どうしてる?」


「あ、お父さんね!

この前保釈金払って出てきたの!

うちのどこにそんなお金があったのやら…」


「で、今は?」


「あ、それがまた一からやり直すっていって、

会社を起てるように頑張ってるみたい!」


「そうか。」


「あとね、

仕事ばっかりじゃなくて私とも遊んでくれて、

本当に昔のお父さんに戻ったみたい!

毎日楽しいよ♪」


「良かった。」


頭を撫でる。


「ふふっ、死神って頭撫でる癖あるでしょ〜

会ったら一回は撫でてくれる気がする!」


「あぁ、確かにそうかもな。」


「ふふっ、

私にお兄ちゃんいたらこんな感じだったかな♪」


「…そうかもな。


あぁ、そういえば…」


「ん?」


「詩笑さんのご両親や親戚って知ってるか?」


「んー、知らないなー。

お母さん記憶が無いって言ってて、

周りの人もお母さんの事については分からなかったみたいだし。


…もしかして、死神調べてくれたの?」


「あぁ。」


「えっ!

じゃ、じゃあお母さんの血縁者っているの?!」


「いる。

詩音の祖父が生きてる。」


「祖父…私の、おじいちゃん…」


「あぁ、次の休み一緒に会いに行こう。」


「え!そんなすぐ?!

こ、心の準備が…」


「大丈夫。迅さんも誘っている。」


「あれ?そういえば、

なんで死神はうちの両親のこと知ってるの?」


「神夜真で会ってる。」


「…死神って、凄いね…」


「まぁ今はそれくらいだ。

また詳細が決まったら連絡する。

それより今日は、暴れるか。」


「!

うん!

丁度体動かしたかった!」


「よし、行くか。」


「おー!」