「い、や……です……」
「まだ俺に歯向かえるんだ?
ますます手に入れてみたくなったな」
ニヤリと笑う大堂に悪寒が治まらない。
陽菜の体が震え始めそうになったその時……。
「陽菜っ!!」
「「っ!!」」
廊下の曲がり角から堀原が飛び出してくると同時に大堂はバッと陽菜から離れた。
「……大堂さん、共演の件だけでなく、プライベートだとしても秋村に近づかないように忠告していたはずですが?」
「……そうでした?報告漏れかもしれませんねー」
確認しておきます。と擦れ違い様に挑発的に笑い大堂は去っていく。
走ってきたのか微かに息が上がっている堀原と目が合った時、陽菜は壁にもたれかかり呆然としたまま座り込んでいた。
「陽菜、大丈夫か?何をされた?」
堀原は陽菜の傍にしゃがみこみ声をかけるが、陽菜は体が震えてすぐに反応出来なかった。
「……陽菜?」
「……あ……だい、じょう、ぶ……です……」
ようやく出た声はとても小さく震えていて、顔は青白く、笑顔を向けようとするが形にはならない。
堀原は陽菜が落ち着くまで隣に座り込み電話を次々とかけていく。
漏れ聞こえる会話から、今日の仕事のキャンセルの電話らしかった。
ーー迷惑、かけちゃった……。
陽菜はそっと目を閉じると、そのまま意識を手放した。
「まだ俺に歯向かえるんだ?
ますます手に入れてみたくなったな」
ニヤリと笑う大堂に悪寒が治まらない。
陽菜の体が震え始めそうになったその時……。
「陽菜っ!!」
「「っ!!」」
廊下の曲がり角から堀原が飛び出してくると同時に大堂はバッと陽菜から離れた。
「……大堂さん、共演の件だけでなく、プライベートだとしても秋村に近づかないように忠告していたはずですが?」
「……そうでした?報告漏れかもしれませんねー」
確認しておきます。と擦れ違い様に挑発的に笑い大堂は去っていく。
走ってきたのか微かに息が上がっている堀原と目が合った時、陽菜は壁にもたれかかり呆然としたまま座り込んでいた。
「陽菜、大丈夫か?何をされた?」
堀原は陽菜の傍にしゃがみこみ声をかけるが、陽菜は体が震えてすぐに反応出来なかった。
「……陽菜?」
「……あ……だい、じょう、ぶ……です……」
ようやく出た声はとても小さく震えていて、顔は青白く、笑顔を向けようとするが形にはならない。
堀原は陽菜が落ち着くまで隣に座り込み電話を次々とかけていく。
漏れ聞こえる会話から、今日の仕事のキャンセルの電話らしかった。
ーー迷惑、かけちゃった……。
陽菜はそっと目を閉じると、そのまま意識を手放した。



