大堂の次のターゲットはどうやら陽菜らしい。
大堂は仕事がない日も撮影現場やスタジオに顔を出しては、陽菜を待ち伏せしている。
偶然を装っているが、大堂は陽菜のスケジュールを完璧に把握しているようで不自然だ。
陽菜の態度を見ても彼女自らスケジュールを大堂に伝えているとは考えづらい。
彼女の話を要約するとこういったことで、陽菜に好意を寄せていると言われている勇人に助けを求めるべく、どうしても伝えたかったらしい。
「私、今までもあの人に弄ばれて、泣いて業界を追われる子達を何度も見てきました。
あの人に好意を抱いているならまだしも、秋村さんは……」
彼女はそう言いながら勇人に視線を寄越すが、勇人は表情を変えることなく話を聞いていた。
「あの……越名さん、お願いです。
秋村さん、やっとこの業界に慣れてきてくれたところなのに、こんなことで……あんな人のせいで潰されてほしくないんです!護ってあげてください。お願いします」
彼女は丁寧に頭を下げる。
ここまで心配してくれる人がいる陽菜はどれだけ周りに恵まれ、愛されているのだろう。
それほどまでに陽菜に人を惹き付ける魅力があるのだと思うと嬉しい反面、若干の焦りも出てくる。
ここにはいない陽菜に想いを寄せると、勇人は力強く頷いた。
「分かった、彼女は必ず護る」
勇人の力強い言葉に彼女は安堵の息をついて、やっと笑みを浮かべた。
大堂は仕事がない日も撮影現場やスタジオに顔を出しては、陽菜を待ち伏せしている。
偶然を装っているが、大堂は陽菜のスケジュールを完璧に把握しているようで不自然だ。
陽菜の態度を見ても彼女自らスケジュールを大堂に伝えているとは考えづらい。
彼女の話を要約するとこういったことで、陽菜に好意を寄せていると言われている勇人に助けを求めるべく、どうしても伝えたかったらしい。
「私、今までもあの人に弄ばれて、泣いて業界を追われる子達を何度も見てきました。
あの人に好意を抱いているならまだしも、秋村さんは……」
彼女はそう言いながら勇人に視線を寄越すが、勇人は表情を変えることなく話を聞いていた。
「あの……越名さん、お願いです。
秋村さん、やっとこの業界に慣れてきてくれたところなのに、こんなことで……あんな人のせいで潰されてほしくないんです!護ってあげてください。お願いします」
彼女は丁寧に頭を下げる。
ここまで心配してくれる人がいる陽菜はどれだけ周りに恵まれ、愛されているのだろう。
それほどまでに陽菜に人を惹き付ける魅力があるのだと思うと嬉しい反面、若干の焦りも出てくる。
ここにはいない陽菜に想いを寄せると、勇人は力強く頷いた。
「分かった、彼女は必ず護る」
勇人の力強い言葉に彼女は安堵の息をついて、やっと笑みを浮かべた。



