そう言えば業界内での大堂君の評判、どんどん下がっていってるらしいね」
ライブのリハーサルの合間の僅かな休憩時間、水を飲みながら拓也が途端に呟いた。
勇人はチラッと拓也を見るとすぐにステージに視線を戻す。
「あれだけ好き勝ってやっていたらな」
台本を無視し、自分のいいようにアドリブを入れ、スキンシップと言いながら共演者やスタッフにベタベタ触ってきたり、大人しそうな女性や、自分に少しでも興味を持ってるような女性を見かけたら誰彼構わず口説き回り、飽きたら取っ替え引っ替えして、立場の弱そうな者には上から目線でこき使うらしいと噂が出ている。
最初は大堂のルックスと人気で我慢していた被害女性本人やその所属事務所やスタッフも、最近の目に余る大堂の行動には腹にすえかねているらしい。
「あのさ、まだ大堂君が手を出してなくて噂に当てはまる子って……」
「あの、越名さん。
少しだけお話いいですか?」
拓也の言葉の途中で話しかけてきたスタッフはヘアメイクアーティストの人だった。
彼女がチラッと拓也を見ると拓也は、俺、いない方がいい?と首を傾げた。
彼女は暫し考えた後で首を左右に降り、心配そうな眼差しで勇人に視線を戻した。
「いえ、越名さんが良ければ……。
秋村陽菜さんのことです」
勇人と拓也はお互いに視線を寄越し頷くと、女性に話すように促した。
ライブのリハーサルの合間の僅かな休憩時間、水を飲みながら拓也が途端に呟いた。
勇人はチラッと拓也を見るとすぐにステージに視線を戻す。
「あれだけ好き勝ってやっていたらな」
台本を無視し、自分のいいようにアドリブを入れ、スキンシップと言いながら共演者やスタッフにベタベタ触ってきたり、大人しそうな女性や、自分に少しでも興味を持ってるような女性を見かけたら誰彼構わず口説き回り、飽きたら取っ替え引っ替えして、立場の弱そうな者には上から目線でこき使うらしいと噂が出ている。
最初は大堂のルックスと人気で我慢していた被害女性本人やその所属事務所やスタッフも、最近の目に余る大堂の行動には腹にすえかねているらしい。
「あのさ、まだ大堂君が手を出してなくて噂に当てはまる子って……」
「あの、越名さん。
少しだけお話いいですか?」
拓也の言葉の途中で話しかけてきたスタッフはヘアメイクアーティストの人だった。
彼女がチラッと拓也を見ると拓也は、俺、いない方がいい?と首を傾げた。
彼女は暫し考えた後で首を左右に降り、心配そうな眼差しで勇人に視線を戻した。
「いえ、越名さんが良ければ……。
秋村陽菜さんのことです」
勇人と拓也はお互いに視線を寄越し頷くと、女性に話すように促した。



