宿に戻ると、疲れたらしい陽菜は椅子に座ってうたた寝をしていた。
早めに敷いてもらった布団に寝かせてそっと頭を撫でると、陽菜がその手にすり寄ってくる。
その仕草に、堪らず勇人はそっとキスを落としゆっくり離れた。
ーーやはり、近いうちに一度病院に連れて行こう。
何かの病気の兆候かもしれないし、何もないならそれはそれで安心できる。
夕食が部屋に運ばれてくるまでゆっくり寝かし、用意が終わると陽菜を起こした。
いちごをたくさん食べすぎてあまりお腹が空いていないようだったが、少な目にしてもらっていた料理を残すのも忍びないらしく、陽菜はゆっくりながらも頑張って完食した。
「勇人さん、露天風呂に入ってきますね」
着替えを持ってワクワクした表情の陽菜に少し悪戯心が出た勇人は、一緒に入る?と聞くと陽菜は顔を真っ赤にした。
「は、入りませんっ!」
「なんで?」
「は、恥ずかしいからですっ!」
「新婚旅行では……」
と言いかけた勇人の言葉を遮るように陽菜は、きゃーーっ!!と叫びながらわたわたすると、急いで脱衣場に向かい、入ってきちゃダメですからねっ!と赤い顔のまま言ってピシャリとドアを閉めた。
逆上せたり風呂で寝ないといいが……。と僅かに心配しながらも、恥ずかしがって赤くなった陽菜を思いだし勇人は一人肩を揺らして笑っていた。
早めに敷いてもらった布団に寝かせてそっと頭を撫でると、陽菜がその手にすり寄ってくる。
その仕草に、堪らず勇人はそっとキスを落としゆっくり離れた。
ーーやはり、近いうちに一度病院に連れて行こう。
何かの病気の兆候かもしれないし、何もないならそれはそれで安心できる。
夕食が部屋に運ばれてくるまでゆっくり寝かし、用意が終わると陽菜を起こした。
いちごをたくさん食べすぎてあまりお腹が空いていないようだったが、少な目にしてもらっていた料理を残すのも忍びないらしく、陽菜はゆっくりながらも頑張って完食した。
「勇人さん、露天風呂に入ってきますね」
着替えを持ってワクワクした表情の陽菜に少し悪戯心が出た勇人は、一緒に入る?と聞くと陽菜は顔を真っ赤にした。
「は、入りませんっ!」
「なんで?」
「は、恥ずかしいからですっ!」
「新婚旅行では……」
と言いかけた勇人の言葉を遮るように陽菜は、きゃーーっ!!と叫びながらわたわたすると、急いで脱衣場に向かい、入ってきちゃダメですからねっ!と赤い顔のまま言ってピシャリとドアを閉めた。
逆上せたり風呂で寝ないといいが……。と僅かに心配しながらも、恥ずかしがって赤くなった陽菜を思いだし勇人は一人肩を揺らして笑っていた。



