「………龍ちゃん」


「ん?」


「さっき一緒にいた人…誰?もしかして……彼女?」


「え?違うよ、ただのクラスメイトだよ」


「クラスメイト……?」


「うん」



なんだ…クラスメイトか……よかった。


彼女じゃなかった……



「龍ちゃん、笑わないで聞いてね?」


「うん」



ドクンっドクンっ……



あたしの心臓鎮まってよ…


龍ちゃんに言わなきゃ……ちゃんと言わなきゃ。