ガチャ──
時刻は1時を過ぎてた。
家は静かであたし達は物音を立てないようにあたしの部屋に向かった。
「もっと一緒にいたかったなぁ」
えっ…!?
「な、なに?いきなり」
夏菜子のいきなりの言葉にあたしは驚いた。
「なにって彩華の思ってること?」
「うっ…バレてたの?」
「親友を舐めないでくれる?」
フッと笑う夏菜子を横目にあたしは小さくため息をついた。
「よかったね。クリスマス一緒にいれて」
ニコッと微笑む夏菜子にあたしも笑顔を向けた。
それからパジャマに着替えてベッドに潜った。
「……夏菜子」
「んー?」
「………告白、しようかな……」
隣にいる夏菜子にも聞き取れたかわかんないほどのかぼそい声だった。
「えっ?ほんと…!?」
でも夏菜子はちゃんと聞いてくれてたみたい。