「あ、でもー、今日あたし彩華の家に泊まるし、彩華のお母さんにも出かけること言ってるから遅くなっても大丈夫だよ!ねっ?彩華」



夏菜子があたしに向けてウインクをしてみせた。



夏菜子……ありがとう。


「うん」


「そっか」



ほっ。よかった。


「ま、遅くなっても送ってくからさ!龍空が」


「俺かよ。そのつもりだけどさ」



みんなで蒼さんの料理を食べながらいろいろ話をした。


時刻は0時を回っていた。


もうクリスマスだ。


「そろそろ帰る?送ってくよ」


「あ、うん」