愛を教えてくれたあなたに

凄いのかな？これって。




「彩華ちゃん」


龍ちゃんの声に驚いたあたしを見て夏菜子は隣でクスクス笑った。


「な、なに？」


「彩華ちゃん達って何時頃帰ればいい？あんまり遅くなるといけないよね」



あ、そっか。


時間…



ずっと一緒にいたかったな。



「そ、そうだよね。えっと…時間は……」



やだな。


帰りたくない。





まだ龍ちゃんと一緒にいたい。