愛を教えてくれたあなたに

あたしの家から20分くらい車を走らせたところで蒼さんのお店『Le futur』に着いた。


「わぁ、オシャレなお店〜」


「ありがとう」


「お久しぶりです、蒼さん」


「おー、彩華ちゃん。久しぶりだね」


相変わらずフレンドリーな人だな。


多分、夏菜子とも気が合うはず。


「あれ?彩華ちゃん来たことあったんだ?」


「彩華、いつ来たの?」


「あ、えっと…」


この前、龍ちゃんと会ったこと夏菜子にはまだ言ってなかった…。


「俺と来たんだよ。この間」


「えっ?そうだったんだ」


龍ちゃん…


目が合うと龍ちゃんは優しく笑った。


「さっ、なんか作るから食べよ」


蒼さんは料理とクリスマスケーキを作ってくれた。


みんなでノンアルコールのカクテルで乾杯して蒼さんの作った料理を食べた。