龍ちゃんと出掛けた日から数日がたった頃。


今日はクリスマスイブだ。


彼氏のいないあたしと夏菜子は朝から2人で遊んだ。


恋人ばっかだなぁ。


「あーあ、クリスマスイブに友達と遊びなんて…朝からカップルばっか目に入るし!」


ぷっ。同じこと思ってた。


「夏菜子、彼氏作んないの?」


夏菜子は可愛いし、フレンドリーだからすごくモテるはずなのに、なんで彼氏いないんだろう?



「んー、好きな人が出来たらかなー」



好きな人…



うわっ、好きな人の言葉で龍ちゃんが浮かぶって…
ほんとにあたし、龍ちゃんが好きなんだ。


「そ、そっか」


「彩華は?」


あたし…


「あたしは…龍ちゃんが好き/////」