それからしばらくして、あたし達は店を出た。


もう、帰るのかな…?瀬崎さん、忙しそうだもんね


「これからどうする?どっか行きたいとこある?」


「えっ」


「あ、ごめん。もう帰る?」


「いえ、まだ一緒にいたいです!」


あ、やばっ。


恥ずかしいっ。


「ははっ笑」


瀬崎さんは真っ赤になったあたしの顔を見ながら笑った。


「じゃあ、行こっか!」