愛を教えてくれたあなたに



「どうした?入んないの?」


「えっ……あ、えっと……」


早く話さなきゃ。


瀬崎さん帰っちゃうよ。


もう。


心臓治まってよ。



「あのっ……あの、また会えませんか…?」


「え?」


「いつでもいいんで。また会ってくれませんか?」


沈黙が怖い……


断られるかな?


「いーよ。いつでも。俺いつでも暇だからさ笑 さっきメアド交換したし、いつでも連絡してよ」


「いいんですか?ありがとうございますっ」


や、やったー!


ほんと優しい♡


「ほら、早く家に入って?風邪引くといけないし」


「あ、はい。本当に今日はありがとうございました」


お礼を言って、あたしは玄関の扉を開けた時


「あ、彩華ちゃん」