「小泉…何ちゃん?」


「あ、彩華です。小泉 彩華」


「彩華ちゃんね、彩華ちゃんって何歳なの?」


「あ、17です」


「17かぁ、俺らと2こ違いか」


あ、てことは19なんだ。

彩華ちゃん……椎名さんってなんかフレンドリーな人だな。


「あ、ごめんね。バイトの邪魔しちゃったね」


「あ、いえ。大丈夫…です。ごゆっくり」


あたしは軽く会釈をして仕事に戻った。


初めて見たときも思ったけど、落ち着いた人。


なんか、あたしまで落ち着くな。


それから気づいた時にはあの人達はもう帰ってた。