愛を教えてくれたあなたに



「え、ちょっ…」


「ほーら!颯輝くんも!行くよっ」


「え!俺も!?」


驚く颯輝くんは夏菜子のウインクで理解したのか龍希くんを連れて買い出しに行った。


3人が出てって一気に部屋が静かになった。


ど、どうしよう……


何か喋んなきゃ


「あー……なんか、急に静かになったな」


「う、うん」


な、夏菜子〜


「なにお前、緊張してんの?」


う、バレた…


「だ、だって…男の人の家とか初めてだし……」


緊張してるのバレるとか恥ず……


ダサっ……


「なんだそれ……」


ふぅ。と横で息をつく龍ちゃんの顔が見られない


バカにされる?


それとも、呆れてる?


「おまえさ……」


………


「可愛いすぎだろ/////」


え……?


少しこもった声と内容に驚いて龍ちゃんを見ると
あたしから顔を背けていた。


でもね、そんなことしていても龍ちゃんが照れてるのが分かっちゃったの。


だって、龍ちゃんてば耳まで真っ赤なんだもん。