愛を教えてくれたあなたに

頭冷やしたら少しは上手く考えられそう。


どうしたらいいか考えながら歩いてると急に声をかけられた。


「ねぇ、1人で何してんの?」


「君、高校生?俺らと遊ばねぇ?」


「遊ばないです」


はぁ。めんどくさい。


「いーじゃん!遊ぼうよ」


遊ばないってば


あたしは無言で来た道を引き返した。


「ちょっと無視〜?」


ぐいっ────


痛っ。もう、なんなの!?


「ちょっとはなしてよ!」


なんか、前にもこんな事あったな……その時は龍ちゃんが助けてくれて…あれが出会いだったんだよね


「何してんの?手ぇ離したら?」


そうそう。こんな感じで……って


え!?


「誰だよ?お前」


「別に…誰でもいいだろ。さっさと離せよ」


た、龍希さん!?