愛を教えてくれたあなたに

誕生日パーティーが終わって、家に帰って来たのは23時過ぎだった。


あたしはベッドに入って颯輝くんの話を思い出した。


『あいつんちさ、両親事故で亡くなってんだよ。』



『両親が残してくれた家を失いたくないって言って、龍希と2人で暮らしてんだ。』



『両親がいない龍希にとって龍空は親も同然なんだよな。』



お父さんもお母さんもいないなんて……


うちもお父さんは家を出て行ったけど、ちゃんと生きてる。


両親がいなくなるなんて考えた事もない……