「えー!?なにそれ!大丈夫だったの?」


「う、うん。知らない人が助けてくれて…」


あたしはこの間の男のことを話した。


「よかったね良い人が近くにいて。でも、バイト、そんな遅くまでしてるの?危ないよ」


「たまたまその日が遅かっただけだよ」


「そっか。気をつけてね」


「うん。ありがとう」


夏菜子はちょっと過保護なとこがある。


あたしがバイトを始める時も危険なとこじゃない?


なんて聞いてきたくらいだ。


おっとりしてるようでサバサバしてるんだよね。