「龍ちゃんとあたしはラブラブなんだから!絶対に別れないし!龍希さんには関係ないでしょ!」


「まーね。でも、俺はあんたが兄さんの彼女だなんて、認めないから」


はぁ?


認めないって……!


「ごめん。お待たせ」


「じゃあ、俺帰るわ。じゃあね、兄さん、小泉さん」


「あ、おう」


ちょ、ちょっと!


態度変わりすぎじゃない!?


あんな人が龍ちゃんの弟だなんて信じらんない!


「龍希となに話してたの?」


「えっ、あ…な、なにも!ふつーにどこで出会ったとか、そーゆーの」


「そっか、まぁ、また今度みんなでご飯でも食べような」


「う、うん」


龍ちゃんには言えないよ


なんか、告げ口したみたいになっちゃうもん。


「じゃあ、俺らも帰ろっか」


「あ、うん!」