きみと長いクリスマスを待つ

トントン
「っ!はい」
「こんにちわ。体調どう?」
「なんだ佐々木か…。だいぶいいよ」
「なんだってなによ」
「美海…知らない?」
「え…?」
「美海が…来ないんだけど」
「そうなの?私は知らないよ」
「…そっか。美海に言ってくれないか?来いって」
「わ、わかった」
「俺、美海が好きだ。佐々木と付き合ってたって思えない」
「…え」
「もし本当に付き合っていたならごめん。別れよう。そのときの俺どうかしてやんだと思う。だから…もう来ないでください。」
「…っ!なんで!記憶ないんでしょ?なのになんでそんなこと言えるの!」
「なんでって…。記憶ないけど…美海と話してると安心するし、ずっと前からいる感じがするんだ。」
「…っもういい」

/ズキっ/
「んっ…。い、いたい…。はぁはぁ…んっ…。」
ナースコール…おさなきゃ…
「どうしました?」
「あたま……いたい」
「先生呼んでくるね。優也くん少し頑張って」
まぶたが…おもい……