「え…?紗江ちゃんそれ本当なの…?」
「…そういうことだから。帰るね」

紗江ちゃんが部屋から出て行ったあともうごけなかった
頭が真っ白になって涙が溢れて止まらかった






トントン
「はい」
「優也くん…こんにちわ」
「ごめんなさい…どちらさまですか?」
「そうだよね。佐々木紗江です」
「俺とは…」
「中学三年生からの友達だよっていうか付き合ってるんだよ」
「…え?俺には美海が…」
「それは美海ちゃんのうそ。」
「どういうこと?」
「優也くんと美海ちゃんは幼馴染で凄く仲が良かったの。みんなは仲が良すぎるから付き合ってるって思ってた。優也くんは皆に否定してたけど美海ちゃんは付き合ってるって噓をついてた。」
「…」
「優也くんが私に告白してきたんだよ?佐々木が好きだって…。」
「…本当なのか?」
「うん。さっき美海ちゃんにも話したわ。優也くんを横取りしないでって」
「…ごめん。今日は帰ってくれ」
「わかった。これ私のIDだからなんかあったらメールしてね。じゃあばいばい」

俺は美海とて付き合って…なかったのか?