「わ、わたしね、海斗のこと・・忘れられない、、

会いたい、すごく、会いたい・・の」


「忘れなくたっていいんだよ。会いたいなら一緒に会いにいこ?」


「でもね、今は会えない。強くなってから、夢かなえてから、海斗に守ってもらわなくても大丈夫なくらいになったら会いに行きたい」


「美樹」


郁美がわたしを抱きしめてくれた。


わたしはその腕の中で苦しいくらいに泣いた。


この先流す涙も全部なくなるくらいに。