「今日17時に集合になったけどこれそう?」


郁美から14時くらいに連絡がきた。


「少しだけいこうかな」


迷ったけど、勉強に疲れていたわたしをみてお母さんがいってきたらといったのだ。

でも花火を見る前には帰ろうと思っていた。


「帰り連絡するのよ、迎えにいくから」


「うん、ありがとう」


行きも送ってくれるといったのを断ってわたしは歩く。

いつも着ているお気に入りの浴衣は今年は着なかった。


なんとなく着たくなかった。