「はい、あの先ほど運ばれた小学生5.6年生くらいの男の子なんですけど・・」 「わたしの息子なんです。ありがとうございました。どうぞ、病室はこちらです」 「あ、いえわたしは。この子が一緒にいたみたいで、わたしは救急車を呼んでだけなので。 この子を連れて行ってあげてください。わたしはここで失礼します」 「そうですか、本当にありがとうございました」 付き添ってくれた女の人はお辞儀をして帰っていった。