そのときだった。

「どーん」

花火があがる音がした。


「え?花火?はじまったの?」


「うん、目あけていいよ」


「うわぁ・・・」



目を開けた瞬間飛び込んできたのは無数の花火だった。


しかも、まわりになにもないから全体がはっきりと見えた。