「だって、五十嵐は・・」


「海斗の話、聞きたくない。もう一生関わらない人だし忘れたい」


それも、嘘。


本当はあのあとどうなったのかすごく気になっている。


いま、生きているのか、死んでしまったのか、それすらもなにもわからない。


「ごめん、ちょっとトイレいってくる」


わたしは逃げた。