永遠に愛を貴方に捧げて


「ここで私は殺すのは得策じゃないと思うわ‥」

視界が歪む。なんとかアリアの方を向きながらリリィが言う。

「なんのことかしら?私が殺すんじゃないわ、あなたが勝手に死ぬのよ」
「‥許さない」

こんな死に方だけは嫌。
力を振り絞ってアリアを睨みつける。

その時、何人もの足音と声が聞こえてきた。

「何をしている!」
「全員動くな!」

クロード家の外で待機していた騎士が来たようだ。
よかった、これで‥。
安心からか手の力が抜けてまた地面に顔を打ちそうになるが、
「姫!何があったのですか!!しっかりしてください!!」
ウィルがしっかりとリリィを抱き止める。

「何があったか説明するほど元気じゃないわ‥それより‥血‥持ってない?」

「持ってます!飲んでください!!」

リリィの意識はもう限界だった。

ウィルがリリィの口に小瓶を近づけて血を飲ませる。

しかし、
「ゴホッ」
飲み込めないでそのまま吐いてしまう。
血を体が受け入れない‥。

「姫‥?!」
「そういうこと‥私に‥呪いをかけたわね‥」

血を受け入れなくなる呪い。
これなら私はアリアの言う通り勝手に弱って死んでいく。

「後はお願いね、ウィル‥」
「姫っ!しっかりしてください!!姫!リリィ様!!」

そうしてリリィの意識は暗闇に落ちた。