終始和やかな雰囲気な夕食。
「あ、リリィ。明日町に行きたいから連れてってよ」
「ほんと?!行きましょ!!」
私もちょうど行きたかったのだ。
それにロイが一緒なら誰も文句は言えないわ。
喜んでいるリリィを見て、
「ロイ、しっかりリリィのこと見といてくれよ。いつも勝手に一人で町に行って困ってるんだ」
はぁぁと大袈裟にため息をついてルークが言う。
「本当にリリィにはもう少し王族としての自覚を持って欲しいよ」
「お父様まで!私は何も問題を起こしてないわ」
「今はまだね。いつ何が起こるかなんてわからないだろう?」
そう言われてしまうと何も言い返すことができない。
「大丈夫、俺はちゃんとお姫様を守るよ」
ロイがウインクをしてリリィに言う。
「…ええ」
ものすごく胡散臭いけどロイが強いのは間違いない。

