「?…」


美月が何か答えている。


ぐさり、と胸にナイフが刺さる思いだった。


どうやらグループが決まったようだ。


オレと同じグループになった二人は、オレを無視してそそくさと準備を始めた。


関わりたくないと思われているのは重々承知だが、一人だけ準備しないのは申し訳ないからオレは準備を手伝う。


二人は心底、意気消沈していた。


これだからグループ決めは嫌なんだ。


オレは、グループを決めるたびに今の二人のような表情を見る羽目になる。