あたしは国語の授業の準備をしながら、チラリと裕雅の方を見た。


裕雅が、みれいに声をかけてる。


みれいは、すごく幸せそうな顔をした。


きっと二人は両思いだ。


あたしの入る隙間なんて、なかった。


…だから、あたしはみれいが嫌い。


この前から、みれいをうちのグループからハブっている。


ハブってるといっても、ただ話しかけないようにしただけだけど。


前は、みれいとあたしと他二人の女子の四人で仲が良かった。