それからは生活の基盤を覚え、

魔法の特訓をし、

遂に引越しの時を迎えた。


鈴木はその前に強さを買われ引っ越して行った。


愛真「この部屋ともお別れか…」


思えばあの時から毎日が変わった。

もう2か月程経つか。


それでも俺は生活魔法ぐらいしか取得出来なかった。

やはり素質が関係しているのだろう。


毎日頑張り、

バッファローにも指南を仰いだ。

バッファローとは冗談を言う程仲良くなれた。

今では愛称を込めてバーちゃんと呼んでいる。


けれどそんな努力も今日も以て虚しく終わり、

また新しい毎日が始まるようだ。


俺は今までを思い部屋を見回す。


さぁ、行くか。


俺は広間に降りる。

すると、



パーンっ!


みんな『愛真!おめでとう!』



鈴木「愛真!よく頑張ったな!」

牢屋組『達者でなぁー!』

バーちゃん「まーちゃん時々でも遊び来いよ!」

バーちゃん上司「お前のガッツは俺達に届いてた!」

魔族組『お前を気絶させるの楽しかったぜ!』

好敵手「本当は愛真のこと好きだった!」

素質ない組A「まじか!おれも!」

素質ない組B.C「「んな事より!」」


みんな『また会おうな!』



破裂音とともに沢山の声が俺に届けられた。


ったくほんとお前ら、



愛真「最高すぎるだろっ!

俺の方こそッ、ありがとう!

また会おう!」




魔法も体力も、

努力はそれ程実らなかったけど、

俺の努力は確かに実った。


これからも俺は努力を惜しまない。

俺の努力で、

こんなにも素敵な力達が得られたのだから。


新しいところでも、頑張ろう。