次に俺が目を覚ますと、

牢屋で一緒に居た人が心配そうに覗き込んでいた。


愛真「あれ、俺…」


牢屋組A「おぉ起きたか、どっか痛いところはないか?」


愛真「はい、大丈夫です…

あ、バッファローは…?」


牢屋組B「あぁあいつか、あいつなら君をここに置いてどっか行ったよ。」


牢屋組A「ここに集められてる人はみんな素質がないから、

生活魔法だけ覚えさせて近くの家に送るんだとよ。

んで、先ずは風呂入ったり飯食ったりするんだとよ。」


愛真「そう、なんですか…」


牢屋組B「でもあんちゃん会う時会う時気絶してるよな〜」


愛真「いや、これはしょうがないです、

だって振り向いたらバッファローが…!」


牢屋組B「ははっそうか!

それはビックリするなw」


愛真「でしょー?!」


牢屋組C「おーいお前らー、行くってー」


牢屋組A「おーう!

君、歩けるか?」


愛真「はい、大丈夫です。

ありがとうございます。」


俺達は風呂に入りご飯も食べて、

各々の部屋に戻った。


その時に聞いたが、

この建物は元々あった物で魔物が少し手を加えた物だそうだ。

確かにサイズが普通ではないから納得がいった。

風呂のサイズ大きくなっていたのは嬉しい誤算で、

少し嬉しくてスキップした。

それでコケたのは内緒である。


そんなこんなで俺は部屋に戻ると、

やはり魔法の特訓をするのであった。