もう一度優斗の顔を見る

すやすや人の肩で寝ている優斗

口元にホクロなんてあったっけ、

目が二重になった??

知らないことなんてないと思ってたけど


会わない間に
知らないことも沢山出来てしまったのだろう

少し寂しいかも、なんて、

昨日言われたことをもう一度思い出す。

「俺と1週間だけでいいから付き合って欲しい」

この1週間でどれだけ優斗のことを

知ることが出来るだろうか

そしてなぜ1週間だけなのか、

こいつに聞きたいことは山ほどある

でも今は、


「……大学着くまでだからね」


起こさないようにそっと小声で呟いた。