その夜は、星が綺麗だった

「今日は俺がレナを送るー」


へへっ

と、すこし機嫌のいいアキトくん



「わかったから」


はぁ、とため息をつく私



私とアキトくんの機嫌は反対のようだった






明日から三日間、アキトくんは大会




最近調子はどうなのかは知らない


聞いていないし、アキトくんから話すこともなかった







「明日大会だね」


私から言ってみる




「そーだな」





けど、なにも言わない





言う必要ないと思った



もう既に



大丈夫って顔してたから