その夜は、星が綺麗だった

階段の途中で、

「お菓子って、調理実習で作ってたやつか」


さっきから黙っていたアサヒくんが口を開ける



「そう、作りすぎて、私一人では食べこれない量だったから、お姉さんにあげたの」



「ふーん、もう余ってねーの」


隣で言うアサヒくんの瞳を見る



じっと見るアサヒくん


その瞳が綺麗だなぁと思ってしまう



「あるにはある」

けど、部屋にあるからなぁ



「くれ」



そう言うと思ってましたよ



「ええ〜」



「なんだよ、くれよ」



私だって食べたかったのに…


残りはあと4つほど


誰にあげる訳でもないが、授業でラッピングまでが課題となったから、綺麗に包装したもの