その夜は、星が綺麗だった



お母さんとお姉さんと三人で話す


寮での私や、料理のことだったり



お母さんは幼い頃の私の写真をお姉さんにみせてたり



とにかく楽しい時間を過ごした



そして、私は


父の部屋に向かう





「失礼します」


ドアのノックとともに私は入っていく



「ああ、ここに座れ」



たくさんの資料や本が並ぶ部屋



父が指したソファーに座る



対面に父が座る



私たちの間にある机の上に資料があった




それは履歴書みたいなものだった





「いくつか、お前にお見合いがきている」



ズラリと机一面に並べる紙、紙、紙…



いくつか、ではありませんよねこの量


「『たくさん』ありますね」


たくさん の部分を強調する



「そうだな」



で、お父さんはこの中の誰かと結婚しろと言いたいのかしらね??


「何が言いたいのですか、お父さん」



直球で聞く



「お前はもう、結婚出来る年だ」


「結婚しろと言いたいのですか?」



いや、でも、これから留学するのするのだからそれは違う


と、なれば、


「婚約ですかね?」



「……それなりの期待が世界からお前にのしかかっている。金目当てで、お前が誘拐される場合もあるだろう。ボディーガードも考えたが、それではお前は自由に出来ない、だから、婚約者に守って貰えればと考えたが」



私の意思は無視ですか、お父さん?



「もちろん、お前が好いている人がいればそいつでもいいが…いるのか?」



好き


そんな感情わからないよ



教えて貰ってないもの




「いません、ですが、私の意思を無視して、婚約させるのはどうかと」



「だから、今こうして呼んだのではないか。留学先で何が起こるかはわからない」