その夜は、星が綺麗だった

「レナちゃ〜ん」

春ちゃんが泣きながら抱きついてきた


「寂しいよ…」




「今までありがとう、春ちゃん」


私は春ちゃんにしか聞こえない声でそっと呟く



「春ちゃんは優しいね。私、春ちゃんのこと傷つけてばっかりだったのに…春ちゃんはアサヒくんのこと…」


「……やっぱ、レナちゃんは凄いね。バレちゃってた、えへへっ」


私の胸に顔を埋めてそう言う春ちゃん


「あたしね、レナちゃんと、アサヒくんが幸せなら別に良かったの……でも、レナちゃんたら、どっかに行っちゃうもん。幸せな時間を捨ててまで…」



「捨てるわけじゃないよ。もともと私にはなかった時間だったんだ……それをみんながくれた。私はみんなの幸せを願ってる。春ちゃん……アサヒくんを幸せに出来るのは春ちゃんだけだよ。アサヒくんは気づいてないだけ。大丈夫だよ、春ちゃん」



春ちゃんの顔を見て、笑顔で言う



「あたし、頑張ってみるね」



うん

春ちゃんならきっと大丈夫


今すぐは無理でも、きっといつか


いつか必ず




想いは届くよ…