その夜は、星が綺麗だった

「そういえば、お前に言わなければならないことがあったんだ」


父が思い出したように言う


「なんですか?」

なんだろ…

今結構疲れてるんだけどな


馬鹿な大人たちのせいで


「これから、仕事が忙しくなるし、色々大変になると思って、お前に付き人が必要になると思ってな」


付き人?

女の人がいいなぁ…


護身用とかだったら、男の人になる可能性が高いからな



というか、1人だけだよね??

2人も要らないからね??



「お前も知ってる奴にしたから」



「え、ほんとですか?じゃあ、家のいる人の誰かですかねえ… 「レナちゃんっ!!」



ああ

もう最悪



まだ授業中だからと思って油断してた





「春ちゃん……」



そこに居たのは春ちゃんだけだった


アカリは?


と思ったが、アカリは春斗くんとアサヒくんを呼びに行っていたみたいだ


春ちゃんの後ろから、慌てたようにアカリと春斗くんとアサヒくんが近づいてくる



「お父さん、先に戻っていてください」



父を見ずにそう言う



「分かった、付き人の話はまた後でしよう。お別れを告げてきなさい」