君を消したワタシ。君に消されたボク。


「コウ先輩?」

ああ。

ナオくんの瞳ってどうしてこんなにも綺麗なんだろう。

「コウ!先輩!」

「はい!」

ああ。

しまった。

声は聞こえているのに私の頭は活動を停止して。

故に見入ってしまった。

だって、ナオくんってば本当に整った顔立ちをしているんだもん。