いつ。 どうして。 なんでそんな話になったのか。 「だって先輩って二年でしょ? ってことはもう一年は倒し続けてきてるんだよね? それってもう直らなくない?」 なるほど。 ナオくんは私のことを意味もなく変人扱いしたわけではないらしい。 けど、その計算には根本にミスが落ちている。 「一年のころは歩きだったか倒すようになったのはまだ数週間なの。 だからまだまだ改善の余地はあるんだなぁ」